手術の流れについて

下肢静脈瘤血管内焼灼術(レーザー・高周波治療)

  • 麻酔方法

    静脈麻酔、局所麻酔にて麻酔を行います。(手術中に痛みがでる場合は追加投与が可能です。)
  • 手術方法

    まず、伏在静脈内にファイバーを挿入し、足の付け根あるいはひざ裏までファイバーの先端を誘導します。その後、静脈の周囲にTLA麻酔という非常に薄く希釈した麻酔を注射します。(これにより術中術後の鎮痛効果とともに、静脈周囲に麻酔の層を作り、焼灼時の熱傷の緩和、焼灼率の向上が期待できます。)
  • 超音波で位置を確認しながら、焼灼を開始します。焼灼にかかる時間は約1~3分程度です。
  • 膝下の残存する静脈瘤に対し、瘤切除やレーザー焼灼などを行い可及的に静脈瘤を除去します。
  • 当院では瘤切除にともなう傷をさらに小さくするためにさらに細いレーザーファイバー(約1mm)を用いて傷を目立たなくする工夫をしています。
  • 蛇行する静脈瘤に対してもレーザーで串刺し様に焼灼して治療します。術後3~6カ月くらい経過すると静脈瘤は縮小し、目立たなくなります。レーザーの刺し傷はほとんど目立ちません。
  • 蛇行する静脈瘤に対しても分節的にレーザーを穿刺し、焼灼します。
  • 一般的に手術時間は片足30分~1時間くらいで終了します。
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